第3号 2005・5・17
■■ はじめに ■■
みなさん、おはようございます。
今回は第3号です。今日もはりきっていきましょう。
今日は第3回ということで、民法第3条です。
▼▼▼ 第3条 ▼▼▼
第1項
私権の享有は、出生に始まる
第2項
外国人は、法令又は条約の規定により禁止される場合を除き、私権を享有する。
■■ 解説 ■■
憲法14条は、人はみんな平等に権利能力を有すると定めていますが、それを民法でも宣言した規定です。
私たち人間を、法律上自然人といいます。
そして、自然人は、出生と同時に権利能力を取得することを定めた条文です。
ちなみに、会社などを法人といい、法人も権利能力を有します。
法人が権利能力を取得するのは、登記をした時です(商法57条)。
※権利能力とは、権利や義務の帰属主体たりうる法律上の資格のことです。
■■ 豆知識 ■■
出生した時に権利能力を取得するわけですから、胎児には権利能力はありません。
しかし、例外が3つあります。
それを、豆知識として紹介します。頭の片隅に入れておいてください。
- 不法行為による損害賠償請求(民法721条)
- 相続(886条)
- 遺贈(965条)
この3つの条文は重要ですので、要注意です。
例えば、721条に関していえば、最近JRの事故がありましたが、その被害者の中に妊婦さんがいたとします。
すると、その胎児は、事故の当時まだ生まれていないわけですが、生まれた後に、JRに対して損害賠償請求することができるのです。
■■ 編集後記 ■■
運動不足で、体があまりにもなまってきたので、そろそろ夏ということもあって、筋トレを少し始めました。
いろいろなことをし始めると本当に時間がなくなってきますよね。
時間を管理するのは大事だなと実感しています。それでは、次回もお楽しみに!!
発行:株式会社シグマデザイン
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